2010/2/13
89,096km
2009年1月、成田パーキングでの悪夢から無事に復活と なった黒戦車ですが、実は1点「あれ?」という不具合が 残っておりました。 Gの大事なデフロックが、フロント・リアでONとなって くれません。修理をして頂いた工場は千葉にある為、 おいそれと診てもらいにもいけませんし、修理内容からは デフロック機構がおかしくなるような事はない筈なので、 赤戦車時代の経験を生かせば、何とかなるだろうと 考えておりました。 |
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まずは赤戦車時代の話! 黒戦車と赤戦車の画像が混じってますがお許し下さい。 赤戦車、ある日突然デフロックが出来なくなってしまいました。 いろいろ調べてみるも、その頃はまだGの機構についての 知識も乏しく、エンジンルーム内の個々の部品それぞれが、 何の部品であるかもわかっておりませんでした。 画像は、後日わかったセンターデフロックを制御する ソレノイドバルブの位置です。 |
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エンジンルーム内の、ベンチレーション取り込み横 ソレノイドバルブです。デフロックが効かなくなってからと いうもの、色々点検した時に赤丸部分のゴムジョイント先①に 何も無いのはおかしいなと思っていました。オフ会時に、 同年式のGを見せてもらったところ、この先にしっかり エアーホースが繋がっておりました。デフロックSWをONに すると、ここが負圧になる事が判明しました。 |
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続いて怪しい部分がもう1点。アンダーフロアーの エアーホース1本(②)が千切れているのもそれ以前に発見 しており、これをたどっていくと、トランスファーケースの 上に繋がっている事がわかりました。 ①の部分にエアーホース②を接続してやれば、 デフロックが機能するようになるかも!? と思った訳です。 |
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①のゴムジョイントに、外径6mmのエアーホースを新規に 接続してエンジンルームからアンダーフロアーへ引きまわし、 ②のエアーホースと接続します。外径8mm/内径6mmの テフロンホースにお互いを差込みました。 |
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そのままではまた抜けてしまう事も考えられますので、 ハーネス用被覆テープで巻いて、インシュロック(タイラップ)で 締め付けました。 |
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待ちに待った動作再開です。やりました! 写真ではわかりにくいのですが、青丸部分の 赤インジケーターが点灯してくれ、めでたく デフロックしてくれました! (^^)/ トランスファー中のデフをロックするトリガーとなる、 負圧がトランスファーに到達していなかった事が、 デフロックできない原因だった訳です。 また、センターデフ用のデフロックSWをONにすると、 ホースが繋がっていなかったソレノイドバルブからAirを 吸い込む為、フロントやリア用の負圧も発生できずに、 こちらもデフロックできておりませんでしたので、これも 解消される事となりました。 推測ですが、①の部分でホースが抜けてしまい、床下で 何かに引っ掛かるなどしてして千切れてしまったのが 原因だったのではないかなと!? |
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黒戦車に話を戻します。 フロントとリアのデフロックがONできない事については、 当初電装系、例えばリレーの経年劣化などを疑って いました。 成田パーキングでの悪夢の修理は、板金修理が主でした から・・ LLCリザーバータンクを交換する際、ダイアグノーシス用 コネクターの下側に、どこかで見たようなソレノイドバルブを 発見し、「あれ、もしかしたら!?」と負圧の事が思い 浮かびました。 |
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LLCリザーバータンクを交換する際、ダイアグノーシス用 コネクターとステーを外す必要があったので、フロントデフ ロックと、リアデフロック用のソレノイドバルブにアクセスする スペースができました。 パッと見、繋がっているように見えたのですが、下側の ホースが実は抜け掛かっていました。 成田パーキングでの悪夢の修理の最後に、バッテリーも 交換して頂いたのですが、周辺はとても狭いので、 その際何かのひょうしでホースが引っ張られ、抜け掛かって しまったのではないかなと推測されます。 |
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ホースをしっかりソレノイドバルブへ差し込みまして、 LLCリザーバータンク交換修理を終え、全ての部品が しっかり元通りに装着できている事を確認してから 試運転です。 祈る気持ちでデフロックSWをON! めでたくデフロック動作が再開でき、安堵しました!! |
当初電装系かと思い込んでしまった事が、原因発見を遅らせてしまった次第です。
勝手な思い込みはいかんなと・・
自己満足度:100点!! ですが、思い込みを反省しなくては・・
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